はじめに
北海道の最低賃金が、ついに1,075円になりました 。 「これで少しは楽になるかな」と思ったのは、きっと私だけじゃないはずです 。
でも、ちょっと待ってください 。
札幌市内の家賃相場、じわじわ上がってるの、気づいていますか?ここ数年で19.4%増という数字も出ています 。それに加えて、北海道の冬は灯油代・電気代が容赦なく家計を直撃します 。
「時給は数十円上がったのに、毎月の生活が苦しくなってる気がする…」
そんな感覚、気のせいじゃありません 。これが、今の札幌で働く大人派遣のリアルです 。
現場のホンネ:「賃上げ」の恩恵、あなたには届いていますか?
テレビや新聞では「賃上げムード」という言葉をよく見かけます 。でも休憩室では、こんな声がよく聞こえてきます 。
「もともと時給1,100円だったから、最低賃金が上がっても私は関係なかった」 「時給が少し上がった代わりに、会社が残業を削るようになって、むしろ手取りが減った」
そうなんです 。最低賃金の引き上げは、すでにそれ以上の時給をもらっている人には直接関係しないことがほとんど 。「賃上げ」というニュースの裏側で、派遣社員への恩恵はほとんど届いていないのが実態です 。
さらに今後は、ITやAIの進化によって単純作業の仕事が減っていく可能性も現実的な話になってきました 。社会の流れに身を任せているだけでは、気がついたら生活がじわじわ追い詰められていた…ということになりかねません 。
そこで今回は、40〜60代の派遣社員が「自分の生活を自分で守る」ためにできる、具体的な3つの防衛策をお伝えします 。
防衛策1:聖域なき「固定費」の見直し(まず住居費から)
まずやるべきは、出ていくお金を減らすこと 。
スマホを格安SIMに変えるのはもはや基本中の基本ですが、案外見落とされているのが「住居費」です 。
札幌の民間賃貸では、更新のタイミングで家賃の引き上げを打診されるケースが増えています 。「断れるの?」と思うかもしれませんが、交渉できる場合もありますし、思い切って引っ越しを検討する価値もあります 。
家族での居住で家賃負担が重いなら、市営住宅など公営住宅への住み替えも一つの選択肢です 。倍率が高くて当たるかどうかはわかりませんが、収入に応じた家賃になるため、もし当選したときの生活の変わりようは劇的です 。「応募だけでもしてみる」という姿勢が大切です 。
防衛策2:派遣の強み「時間」を使ったスモールビジネス
派遣社員のいちばんの強みって何だと思いますか?
それは「サービス残業がない」こと、そして「休日がきちんと取れる」こと 。
正社員の方の中には、休日でも仕事のことが頭から離れない…という方も多いですよね 。でも派遣の仕事は、基本的に終わったら終わり 。この「頭と時間のゆとり」を、そのままスマホゲームやテレビだけに使うのは、正直もったいない 。
たとえば、メルカリなどのフリマアプリを使った不用品販売から始めてみるのはどうでしょう 。最初はお家の中にある「使っていないもの」を売るだけでいい 。慣れてきたら、安く仕入れて売る「せどり」に発展させることもできます 。
「月3〜5万円を自分の力で稼ぐ仕組みを作る」という感覚を持てるようになると、精神的なゆとりがぜんぜん違います 。会社一本頼みじゃなくなる、というだけで、不思議と毎日が少し楽になるんです 。
防衛策3:浮いたお金は「銀行に置かない」(新NISAで積み立て)
防衛策1と2で手元に残ったお金を、そのまま北洋銀行や北海道銀行の普通口座に入れておくだけでは、インフレに負けて実質的にお金が目減りしていきます 。
「投資って怖い」「よくわからない」という気持ち、すごくよくわかります 。でも今の時代、新NISAを使ってネット証券で積み立て投資をするのは、かつてに比べてずっとハードルが下がっています 。
40代・50代からでも、決して遅くはありません 。月5,000円でも1万円でも、「投資信託を積み立てる」という習慣を持つだけで、10年後・20年後のお金の景色がまったく変わってきます 。まずは小さく始めてみることが、これからの時代を生き抜くための第一歩です 。
おわりに
最低賃金が上がるのを待つだけ、会社が何かしてくれるのを待つだけ——そこから一歩踏み出して、自分で自分の生活をアップデートしていく 。
そんな「したたかさ」が、今の時代をしなやかに生き抜くために必要なことだと思います 。
同じ札幌で、同じ派遣という立場で働く仲間として、一緒に考えていけたら嬉しいです 。


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